フリーランス歴20年以上の主婦が向いてるタイプや在宅ワークで稼げる人を分析してみた

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「子育ても仕事もどちらもあきらめたくないし、手を抜きたくない」と考える主婦にとって、フリーランスや在宅ワークは魅力的な選択肢ですよね。

妊娠中は一時的に派遣社員として働いていたりもしましたが、振り返るともう20年以上もフリーランスとして働いていました。

とはいっても、フリーランス1本で働いていた時期もありますし、現在はフリーランス×パート×派遣社員×ブロガー×投資という5本の柱で働いています。

子育てをしながら様々な働き方を試してきた主婦が、フリーランスに向いている人について本音を語ります。

フリーランスに向いてる人・継続できる人のタイプ

20年以上フリーランスをやっていると、女性起業家の集まりやフリーランス向けイベントにも積極的に顔を出していた時期もあったりします。

私の場合は、20年前と10年前にイベントに参加していました。

なぜ20年前と10年前かというと、どちらも新しい仕事をしたての時期だったから。

20年前はフリーランスSEとして独立したてだったので、横のつながりが必要だったし、10年前はSEからジョブチェンジをしたため、お仕事を獲得するために参加していたのです。

イベントで出会った多くの女性起業家の方々のうち、消えていって誰も連絡先もわからなくなってしまった人も存在する一方で、着実に稼いでいる方もちゃんといます。

お仕事でお付き合いをしていく中で感じた、フリーランスが向いている主婦のタイプは…

  1. 依存しない人
  2. 断れる人
  3. 休む人
  4. 強みを持っている人
  5. 価格を決められる人
  6. 情報を選べる人

依存しない人

残念ながら、誰かに縋ったり依存する人は、悪質な人達に搾取されてしまいがちです。

本業でなかなか稼げないからネットワークビジネスに手を出してしまったり、情報商材を購入してしまったり、信用度の低いコーチやコンサルタントの言いなりになってしまったり…

お金を稼ぐためにフリーランスでお仕事を始めたはずなのに、気付けば支出ばかりが膨らんでしまい、廃業へ。

フリーランスで働くためには、つながりが大事です。

ただし、

  • 広く浅く
  • 怪しい人に近寄らない

お付き合いが鉄則です。

ネットワークビジネスやグレーな方々とのお付き合いの噂は、あっという間に広がっています。

「最近、ランチやイベントのお誘いが減ったな」
「一部の人とばかり集まっている気がする」

と感じたら、距離を置かれてしまっていると思った方がいいかもしれません。

断れる人

仕事を断らない方が、依頼される仕事量はどんどん増えて売上は上がるかもしれません。

でもね、仕事をちゃんと選ばないと、利益率の低い仕事の割合が多くなってしまうと、貧乏暇なし状態になってしまいます。

売上はあったのにフリーランス辞めちゃったっていう方の中に、「忙し過ぎて疲れてしまった」というパターンが結構あるある話です。

  • 友達や知人からの依頼だとしても、価格の安すぎる仕事は受けない
  • 無茶な納期の依頼は引き受けない
  • 担当者がはっきりしない仕事は受けない
  • 打ち合わせで違和感を感じた相手とは取引しない
  • 筆者の名前の出ないライター仕事はしない
  • 自分のプライスリスト以下の仕事をしない

新聞やTV取材の仕事は、たまに引き受ける分には注目されるし、権威性も上がっていいかもしれないけれど、引き受けすぎるとお金を稼ぐ仕事を犠牲にする羽目になるかもしれませんよ。

「いつもお仕事を紹介してくれる人だから断れない?」
そんなことはありません。何度断ったって、必要な時は、お声を掛けてもらえます。だって、できないことをあなたに頼みたいのだから。

永~~~くフリーランスを続けていきたいのならば、やりたい仕事にどんどん絞っていきましょう。

休む人

フリーランスはいつでも仕事ができるから、365日24時間ずーっとお仕事しちゃってる方もいます。

人間って、そんなに丈夫にできていないんです。

休まず働き続けると、数年後にぱったり働けなくなるかもしれません。

20代の頃に若さと体力に奢ってしまい、休みなしで働き続けた結果、鬱病を発症してしまったのが私です。その後、数か月はほぼ寝たきり状態の時もあり、1分も働くことができませんでした。

人生は長い。働く時間も長い。

永く働き続けたいのなら、ちゃんと休もう。

強みを持っている人

「○○といえば△△さん!」という強みがあると、お仕事の依頼が無くなることがないような気がします。

しょぼいですが、私の強みはSE経験と会計知識があることです。

コードが読めるし書けるから、「こんなこと誰に頼んだらいいかわからなかった」というニッチなお仕事の依頼がきます。

  • 制作したデザイナーと連絡が途絶えてしまったサイトの手直し
  • サイトを担当者がもっと使いやすくするためのリニューアル
  • WordPressサイトにレシピ機能を追加したい
  • WordPressサイトに会員限定の動画配信機能を追加したい
  • Web申込者対応で必要なルーチンワークをどうにかしたい
  • 前任者が作成したVBAの機能追加
  • 事務処理の自動化
  • SEO対策もできるマネーライター
  • ライターへ配布するマニュアル作成

昨年ぐらいまでは定期的にサイト制作のご依頼があったのですが、ホームページを作れる人が増加したこともあって、お問い合わせ数も受注数も激減してしまいました…

デザイン部分での強みを持っていなかったために差別化できなかったことも敗因だと思っています。でも、デザイナーじゃないし(´;ω;`)エンジニアだし…

ちょっと勉強したところで、活躍しているデザイナーの方々に追いつける気がしないので、コーダー寄りのWeb製作者としての勉強時間の確保を優先しています。

フリーランスの作業時間を減らしている今は、すき間時間で完了できるニッチな依頼がちょうどよかったりします。

あなたの強みを作って磨いていこう!

価格を決められる人

ライターとしてのあなたの単価はいくらですか?

  • 取材が必要な記事なら15,000円~
  • マネー記事なら10,000円~
  • 資格を使ったPR記事なら20,000円~
  • 初心者向けのライトな記事なら5,000円~
  • ブログやTwitterリンクを貼ってくれるなら-1,000円
  • 納期が短いなら特急料金を加算
  • 理念に共感できるNPOへの記事はボランティアで

私のライターとしての単価目安はこんな感じ。

自分の納得できる自分だけの料金表を持っていないと、どんどんどんどん苦しくなっていきます。

そして、料金表を定期的にアップデートするのも重要です。だって、あなたは成長し続けているのだから、ちゃんと価格に反映していかなきゃ。

情報を選べる人

ネット上には様々な意見や実体験が飛び交っています。

  • 初心者なら文字単価1円のライター案件でも引き受けろ
  • 1記事3,000円以下の仕事は引き受けるな

目にする人の状況やバックグラウンドによって、どちらも真実ですし、どちらも間違っています。

有名ブロガーやYoutuberの意見で立ち位置をグラグラさせてしまうのではなく、自分に必要な情報を精査していけるように日々精進していきましょう。私もがんばるから、一緒にがんばろう。

自分の筋が一本通っていると、自分の軸から外れた情報を華麗にスルーできる力も身に着けられるのかもしれません。

フリーランスならやらないことリストを持とう

自分自身もちゃんとできてはいない理想論を挙げていきましたが、フリーランスで生き残っていくなら、常にやらないことリストを意識することが重要だったりもします。

20年以上経っても、まだ安定しないし失敗だらけだけれど…

75歳ぐらいまではフリーランスとしての収入を確保していきたいと思っているので、トライアンドエラーを繰り返しながらも、より良くフリーランスのお仕事を続けていきたいと思います。

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