高校生で開始するといくら?歯列矯正の費用を全て公開~年齢別矯正スタート時期の特徴も~
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高校生から歯列矯正をスタートして、2年半が経過し、ワイヤー歯列矯正が終了しました。高校1年生から始め、現在高校3年生です。
子どもが大きくなってからのワイヤー矯正にかかる費用から、矯正治療の内容までを全て公開していきたいと思います。
歯列矯正の治療は個人差があり、1年半〜2年半ほどの期間が必要になる見込みなので、費用が発生した後に追記していきます。
目次(読みたいところへジャンプ!)
歯列矯正開始の時期を高校生にした理由
歯列矯正には、小学校2年生までに開始する第1段階と、その後の第2段階で大きく治療方針が異なっていきます。
永久歯が生えてくる前の小学校2年生までに開始する最大のメリットは、抜歯をしなくて済む可能性があることです。
ただし、顎と永久歯の大きさや成長により個人差があるので、絶対に抜歯しなくて済むとは言い切れないそうです。
うちの子も、乳歯のタイミングに歯列矯正の相談に何度も行っていましたが、医学的に小顔と言われる顎がとても小さい骨格のため、「抜歯をしないですむ可能性は限りなく少ない。物理的に歯が入りきらない。」と言われてきました。
子どもが小さいうちから始めるデメリットとしては、矯正期間が長期間になること。
担当の矯正医が言うには、「小さい頃からがんばったのに、結局抜歯をしてワイヤー矯正もしなきゃいけなくなってしまった時の子どもの精神的な負担がそれなりにある」と。もちろん、治療が長引くにつれ親の経済的負担も比例して増えます。
我が家が歯列矯正の開始時期に第1段階を選ばなかったのは、経済的な負担と通院の負担が大きかったから。歯がある程度生えそろってから、受験に影響のない2年間に短期集中で歯列矯正をすることに決めました。
歯列矯正のスタートを高校1年生にしましたが、幼稚園の頃から何度も、かかりつけの歯科医と専門の矯正歯科医師に相談を重ねています。決して、自己判断はせずに信頼できる専門家に相談をしましょう。子どもそれぞれケースが異なるからです(相談は無料の歯科医院は多いのでお気軽に)。
矯正歯科を探すなら、歯列矯正分野の資格保有ドクター在籍の歯科医院を検索できる矯正歯科マップがおすすめです。
高額で長期間の治療になるので、信頼できて相性の良い歯科医師を選んだ方が満足度が高くなるはず。
>>>矯正歯科マップ
歯科矯正治療の施術内容
- ワイヤー矯正(表側・透明器具&ゴールドワイヤー)
- 抜歯4本
- 定期検診&歯のクリーニング
また、虫歯ゼロの状態から歯科矯正をスタートするため、定期検診のペースは通常より多い頻度にしました。中学生から歯列矯正を始めた同級生の友達が、ワイヤーのせいで歯磨きが難しくなって虫歯が激増してしまった失敗談を教えてもらっていたので。
女子高生で最も見た目を気にするお年頃なため、最も目立たない透明器具とゴールドのワイヤーを使用するワイヤー矯正方法を選びしました。通常のシルバー金具とワイヤーよりも料金が高くなってしまいましたが、矯正している口元を気にすることなく高校生活を送れていたので良かったと思っています。
裏側矯正を選ばなかった理由は、「英語の勉強が必要な学生の場合、発音の邪魔になるため、裏側を選ぶ患者は少数だ」と歯科医師にアドバイスを受けたからです。
新しい矯正のマウスピース矯正(インビザライン)を選ばなかった理由は、デメリットの方が多かったからです。
- ワイヤー矯正のようなきめ細やかな噛み合わせ調整ができない
- ワイヤー矯正より期間がかかる
- 装着したまま飲食ができない
- 虫歯リスクが高くなる可能性を無視できない
安くて手軽なイメージのあるマウスピース矯正ですが、実際にワイヤーによる歯列矯正を終えてみると、ワイヤーの方が楽だったという親子の感想です。
それは、ワイヤー矯正なら、そのまま食事もドリンクを飲むことも気にせずできることが何より楽だったからです。
ワイヤー矯正後、後戻り(若い世代の歯ほど元の位置に戻ろうとする)しないよう半年間ほどリテーナーという器具を装着しなければいけない期間がありました。
リテーナーは熱に弱いため、食事の前に取り外さなきゃいけなかったのです。冬場のコーヒーやお茶といったホットドリンクも装着したまま飲むことはできません。これが、想像以上にめんどくさくてストレスになっていました。
ワイヤー矯正なら、半年間という限られた期間だったので、間食禁止でドリンクも水のみに限定して耐え抜くことができました。マウスピース矯正なら3年。とても乗り切れないと思ったのです。途中でマウスピースを付けるのをサボってしまったら、歯も削ってお金もかけた矯正が失敗に終わってしまいます。
歯列矯正の最大目的は、美容や外見ではなく、老後まで自分の歯を残す医療目的です。だからこそ、噛み合わせだけでなく、姿勢や頭蓋骨レントゲンまで撮影して徹底的に治療してくれる矯正歯科でのワイヤー矯正を選んだのです。
歯列矯正でかかった医療費全て
内容 | 金額 | |
---|---|---|
1日目 | 矯正の精密検査代 | 32,400円 |
2か月目 | 矯正の月払い料金 抜歯2本 歯科検診 |
59,400円 16,000円 1,340円 |
3か月目 | 矯正の月払い料金 抜歯2本 歯磨き指導 |
59,400円 16,000円 1,210円 |
4か月目 | 矯正の月払い料金 | 59,400円 |
5か月目 | 矯正の月払い料金 歯磨き指導 |
59,400円 1,100円 |
6か月目 | 矯正の月払い料金 歯磨き指導 |
59,400円 1,100円 |
7か月目 | 矯正の月払い料金 | 59,400円 |
8か月目 | 矯正の月払い料金 歯磨き指導 |
59,400円 1,100円 |
9か月目 | 矯正の月払い料金 | 59,400円 |
10か月目 | 矯正の月払い料金 歯磨き指導 |
59,400円 1,100円 |
11か月目 | 矯正の月払い料金 | 59,400円 |
12か月目 | 矯正の月払い料金 歯磨き指導 |
59,400円 1,100円 |
13か月目 | 矯正の月払い料金 | 59,400円 |
14か月目 | 矯正調整費 | 5,400円 |
15か月目 | 矯正調整費 | 5,400円 |
16か月目 | 矯正調整費 | 5,400円 |
17か月目 | 矯正調整費 リテーナ代 |
5,500円 26,400円 |
18か月目 | 矯正調整費 | 5,500円 |
合計 | 838,850円 |
歯列矯正でかかる費用の内訳
歯科検診代 | 虫歯チェックなど |
---|---|
歯列矯正検診代 | 歯並びから骨格まで総合的に診断(3万円ぐらい) |
歯列矯正基本料 | 653,400円(シルバー)、772,200円(透明器具+ゴールドワイヤー)※どちらも消費税抜き価格 |
歯列矯正調整料 | 5,000円/毎月 |
抜歯料 | 8,000円/1本当たり(税抜き価格) |
ブラッシング指導代 | 1,200円/1回 |
リテーナー代 | 26,400円/上顎+下顎 |
ワイヤーでの歯列矯正の場合、歯磨きが難しくなるためにどうしても虫歯リスクが高くなります。きれいな歯並びになっても虫歯があったら効果半減なので、慣れるまでは月に1回の歯のクリーニングとブラッシング指導を同時にしてもらっています。
ワイヤーを外した後には、矯正戻りを防ぐための専用器具(リテーナー)代が約3万円ほど発生しました。
最終的に、高校生で歯列矯正をした場合の総額治療費は、1年半で、合計838,850円でした。
目立たない透明器具+ゴールドワイヤーを選択したため約80万円という治療代総額となりましたが、シルバー器具を選んでいたら70万円ぐらいで済みそうです。
所得税の医療費控除のために、月払いを選んでみました。一括払いで65万を払ったとしても、そこまで医療費控除できるほど所得税を課税されてないから、2年に分けるのです(´;ω;`)
せめてもの救いは、自由診療にも対応している歯科医院なら、自由診療部分だけはカード支払いが可能なこと。歯磨き指導や歯科検診以外の矯正治療に掛かる費用は、クレジットカード払いでポイントを貯めています。おかげさまで、この1年8か月のあいだポイントが貯まりました。
矯正治療後の歯の状態と矯正治療中の虫歯の状況
1年半もの長い間、装着し続けた歯列矯正器具がとうとう外れました。
歯磨きが難しい矯正中も、虫歯は1本も発生しませんでした。
虫歯ゼロで、それはもう教科書に載りそうなぐらい美しい歯並びが完成したのです。80万の出費の甲斐がありましたよ(涙。
ただし、治療後も、元の歯並びに戻ろうと多少動いてしまうらしく、もうしばらくリテーナーと呼ばれる歯並びの戻りを防ぐ器具を日常的に身につける必要があります。
入れ歯と同様に、口の中に装着するものなので、外した時は毎回のように歯ブラシで掃除をしていても、匂いが気になってしまうそうです。
リテーナー洗浄剤を買ってみたところ、気持ちよく装着できるようになったと子から言われました。(入れ歯洗浄剤でも成分はほぼ一緒らしいのですが、気分的にもお年頃なのもあり、リテーナー専用洗浄剤を選びました。)
子どもの歯列矯正を高校生で治療した後悔はあるか
ともに顎の小さい夫婦の子であるため、生まれた時から遺伝的に歯列矯正の必要性が頭の隅にずっとありました。
健康な歯の抜歯本数を1本でも減らしたいという気持ちもあったので、就学前からなんどもなんども矯正歯科と歯科に、歯列矯正の相談をし続けてきました。
それでも、高校に入学するまで歯列矯正の治療をスタートしなかったのは、子どもの性格が大きいです。
きっちりとしたタイプではないため、虫歯リスクを回避したかったのです。
高校生になってから歯列矯正をスタートした結果、虫歯ゼロのまま治療完了となりました。
毎日、朝晩、鏡を見ながらきっちり歯磨きをすることができたこと、ジュース・アメ・ガムといった間食断ちすることがでいたこと、という2点が大きいのではないかと思っています。成長しないと、なかなかできる子いないですよね。
結局のところ、顎の小ささと骨格のバランスを考えて、4本もの抜歯となってしまいましたが、親子ともに後悔はしていません。
美しくて磨きやすい健康な歯並びを手に入れることができましたし、スペースに余裕があるため、親知らず4本がきれいに生えて抜く必要がなくなる可能性もあるからです。経過観測が必要ですが、プラマイゼロになるかもしれないので。
歯列矯正費の支払いの負担
ワイヤー矯正をしていた1年半の間は、毎月の矯正基本料の分割+調整代+消費税で、月6万前後のカード払いが続き、かなりしんどい家計状況でした。
それでも、高校入学直後に治療開始したため、高校2年生のうちに治療がひと段落しました。今後は、半年に1回程度の検診程度しかありません。
高校3年生という大学受験のための予備校代や受験代が恐ろしくかかる前に、治療も支払いも完了したので、我が家にとってはベストタイミングだったと感じています。
毎月6万の出費を覚悟した家計となっていたため、この6万円は、これから必要な予備校代と大学受験料のために全額貯金を続けていく予定です。下の子が中学受験中なので、どこまでふんばって貯蓄できるか不安もありますが…
お子様の歯列矯正を悩まれている方の参考になれば幸いです。