脱洗濯洗剤のため『洗濯マグちゃん』を自作して使用してみた結果報告

2020/7/23(木) 2024/2/12(月) きむおば

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「洗濯マグちゃん」というエコ商品を知っていますか？

この商品、おもいっきり文系人間の私には、にわかに信じがたいのですが、洗濯機の中に投入して一緒に洗うだけで、洗濯洗剤の変わりになるそうなんですよ！すごくないですか。地球環境に優しい上に家計の節約にもなるなんて。

ビーガン生活を送るママ友に教えてもらったのですが、正規品はお高いため、マグネシウムと洗濯ネットで自作して使ってみました。

目次（読みたいところへジャンプ！）

洗濯マグちゃんって何？

洗濯マグちゃんとは、宮本製作所から発売されている洗濯用品です。洗濯洗剤の代わりになると、化学物質やプラスチックゴミを避けているママ友に教えてもらいました。

そのママ友は、洗濯洗剤の代わりに「洗濯マグちゃん」、柔軟剤の代わりに「クエン酸」を使うナチュラル生活を送っているのです。環境にも優しい天然生活に憧れるけど、まるっと真似もできないケミカルな私。それでも、少しずつ取り入れていきたいと思ったのです。

マグネシウムが洗濯洗剤がわりになるメカニズム

洗濯マグちゃんは、高純度99.9％のマグネシウムがネットに入ったもの。
マグネシウムが水に触れると、水素を含んだアルカリイオン水を生成します。アルカリイオン水には洗浄効果があるため、洗濯だけでなくお掃除や除菌・消臭にも使われています。

化学式にしてみると下のようになります（ちょっと自信ないから間違ってたらコソッと教えて）。

マグネシウム＋水→水溶性マグネシウム＋水素
Mg＋2H₂O→Mg(OH)2＋H₂

「なぜ、アルカリイオン水には洗浄効果があるのか」って気になりますよね？
その原理をかんたんにイラストで説明しているのが、洗濯マグちゃんの説明にありました。

アルカリ性の水であるアルカリイオン水が洗剤がわりになる理由は、汚れの多くが酸性だから。洗濯物の代表的な汚れである皮脂・油汚れは酸性のため、アルカリイオン水で汚れが落ちるというわけ。
もう少し詳しく説明すると、アルカリ性と酸性のものはお互いに引きつけあって中和しようとする働きがあるため、酸性の汚れにはアルカリ性の水が効果的なのです。

洗濯マグちゃんを自作するのに必要な道具2つ

この2つがあれば、洗濯マグちゃんを自作できちゃいます。どちらもAmazonでポチッと調達しました。

マグネシウム
洗濯ネット

自作洗濯マグちゃんの作り方はとっても簡単。
洗濯ネットにマグネシウムを入れる。終わり！

ただし、1つだけ注意点があります。
それは、ネット内にマグネシウムを入れすぎないこと。6〜7割の量を入れるぐらいでやめておいた方が、ネットの中でマグネシウムがよく動いて効率的にアルカリイオン水が生成されます。

洗濯マグちゃんを自作するメリット

洗濯マグちゃんを自作するメリットは、2つありました。
1つ目は、やはり経済的だということ。50gのマグネシウムが入った洗濯マグちゃん2個セットの相場2500円と比較すると、自作なら2500円で150gと3倍のマグネシウムを増量したものを3つ作れて、消耗した時の予備マグネシウムまで準備できちゃいます。

2つ目のメリットは、使っていくうちに酸化していってしまい効果が落ちてしまうマグネシウムのお手入れが簡単にできること。
自作マグちゃんなら、ファスナーを開けてマグネシウムを取り出せるため、メンテナンスのタイミングをチェックしやすいのです。黒くなってきたらクエン酸に漬け込めば元通りになります。