Twitterやってて「クソリプだな」って心の底から感じるのは、夫や妻への不平不満やグチに対して「じゃ、なんで結婚したんですか？」「離婚すればいいじゃないですか」っていう結婚の本質を無視した返答にも困る内容ではないでしょうか。

この手のクソリプって、本当に返事のしようがないと思いませんか。

私は底意地の悪いおばさんだから、Twitterのプロフィールを見に行ったりブロガーなら記事を読みに行ったりしちゃう。このクソリプを、どんな人生を送っている人が投げつけてきたのか確認するために。

ま、だいたいが結婚してない人だったりしますけど。もしくは、結婚数年目とか。

そんなクソリプへのアンサー記事です。
読まれるかどうかわかんないけどさ。

目次（読みたいところへジャンプ！）

恋はわかりやすいけれど愛は難しい

私の場合は恋愛結婚ですけれど、もう結婚10年を超えたあたりから、恋とか愛とかというフワッフワした感情がよくわからなくなります。

じゃ、一体なんで一緒にいるのか。

若い頃の恋愛感情とは変化しているけれど、情もあるし、過去にタイムスリップして人生やり直したところで、結婚相手に選ぶのは夫しか思いつかなかったりします。これでも何人かから結婚したいと言われた経験もあって妄想にふけてみても、夫以外はしっくりこない。こそばゆい表現をしちゃうと、これが愛って言うものなんでしょうか。

心の底から、あぁ、これが家族なのかなぁと思うことも。

昔ね、なんのドラマだったか全く思い出せないのだけれど、強烈に印象に残っているワンシーンがあるのですよ。たしか、ラストだったと思う。

主人公の女性が送るラブレターのモノローグなのだけれど、延々と相手の悪いところが書き連なれているの。中身は記憶が消えてるから大きく間違えてるけどこんな感じ。

金銭感覚が違いすぎる
趣味が合わない
誕生日プレゼントをもらったことない
イベントの日にサプライズもない
飲みに行ってばかり
けんかばかり
…
…
…
…
…
好みのタイプの顔じゃない
無精ひげがチクチク痛い
洗濯物を放置する
脱いだ靴下を裏返しにしたまま
足がクサイ

でも、好き。

最後にヤラレターって全身がゾワっとしたのですよ。
だって、愛ってこんなものじゃないですか？

イケメンだから、年収が高いから、優しいから云々という表面的な言葉に表せる条件なんて超えたところにあるんじゃないかと感じているんですよね。

結婚は私のような凡人が生き抜くための手段の1つ

たくさん喧嘩したり、冷戦状態が続いたり、それこそ、離婚したらと妄想したことなんて数えきれないくらい。

それでも、なんとか20年以上も夫婦を続けてこられたのは、運命の相手だったからとしか思えないのですよ。

私には、一流大学を卒業した学歴も大企業勤務という職歴も、業務を独占できる国家資格も持っていません。

悲しき就職氷河期世代のため、履歴書を書くのが重労働になるくらい職歴欄が細かくてぐちゃぐちゃ。

こんな人生を送ってきたため、今さら大企業に再就職できる希望なんて微塵も持っておりません。

文才があるわけでもないし、人と違った人生経験があるわけでもないから、ブログやアフィリエイトで一攫千金を夢見ることもできません。

ごくごく普通の主婦で凡人。

複数の仕事を掛け持ちして、副業もして、週5フルタイム以上働いて、それでもあと一歩のところで年収400万が届かない。高い壁があるのですよ。なんの変哲もない女が一人で人生を生き抜くことが大変なのがこの国の実情。

これから先、様々なトラブルや試練が待ち受けているかもしれないけれど、結婚して家族を持ったことでともに立ち向かえる戦友を得ることができたと思っています。私はそんなに強い人間ではないから、孤独なままだったら生きていけないと思うの。

やっぱり、結婚はコスパいいと思いますよ。
家賃も食費も人数分で倍増していくわけではないから、信頼できるコミュニティを作って支え合って生きていく方が経済的だしリスクヘッジにもなる。

教育費にヒーヒー言ってるけど、掛けなくてもいい教育費にここまでお金を出す人生を選んでいるのも自分。（ちなみに、我が家の教育費支出は家計の35％超えています。エンジェル係数が高すぎ。）

自分で選択した結婚であり人生だったとしても、愚痴の一つぐらいあるわけじゃないですか。それを全部、腹の中に抱え込んでいたらいつかパンクしてしまうし、全て相手にぶつけていたら配偶者が壊れてしまうかも。

だから、どうでもいい、吐き出すだけでいい不平不満をTwitterで呟いたり、ブログで書き殴って昇華させているのです。

アウトプットした時点でほぼ解決してるから。

ツイッターやブログで、配偶者の文句ばっかり言ってる夫婦ほど、もしかしたら仲がいいのかもしれません。クソリプ返す前に、もう少し深く想像してみてね。