アラフォーでも諦めないで。主婦こそ「好きを仕事にするために」やるべきこと
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人に自慢できるほど、あまり稼げてはいませんが、ずっと「好きを仕事に」することができていると自分では思っています。
「自分の好きって何だろう?」
「自分の得意分野って何?」
就職活動の時にあんなに自己分析したはずなのに、自分の好きなことの真髄にやっと気付けたのは、25歳の頃でした。
好きを仕事にするためには、自分を徹底的に深く分析することが、就職活動の成功や天職に出会える近道です。
あなたの好きを見つける方法について一緒に考えてみませんか。
私の経験談が少しでも参考になりますように。
目次(読みたいところへジャンプ!)
「好きを仕事に」している40代主婦の現在の働き方
現在は、子育てや家事をなんとか人並みにできるように、パートと派遣社員とフリーランスの3足のわらじで働いています。
仕事内容は主に次の4つで、パートにもフリーランスにも相乗効果がある状態です。
- サイト制作
- システム制作
- 会計処理
- お金に関する執筆と講師
一見、仕事内容も好きなこともバラバラに見えるかもしれません。
でも、私にとっては大好きな事を仕事にしているんです。
一体、好きな事とは何だと思いますか?
自分の好きの本質を見つける方法は、徹底的な掘り下げです。
自分の本当に好きな事を見つけられるまでとことん深く分析してみよう
早速ですが、あなたの「好き」の真髄に近づくために、次のチェックリストをやってみましょう。
好きを見つけるチェックリスト
- あなたが好きなことは?
- どんなところが好きですか
- どんなところが苦手ですか
- どんな時に達成感を感じますか
- 自分なりのオリジナルな手法やテンプレートを持っていますか
- 今、学びたい事は何ですか
- 憧れにしている人はいますか
- その人のどんなところが魅力的に感じていますか
- 10年後のあなたはどうなっていたいですか
この10問に回答したことで、あなた自身の好きなことの本質に少しでも近づくことができたでしょうか。
好きを知ることができたのは職を失った挫折がきっかけ
就職活動をしていた頃は、「プログラミングが好きだからシステムエンジニアになりたーい♪」といった脳内お花畑なふっわふわな志望理由でした(笑。でも、若かったし、就職氷河期真っ只中でしたけど、まだ時代がよかったから、運良く就職先も見つかったという…ね。
「どうして、プログラミングが好きなのか」という、さらに深く掘り下げた分析をしていなかったのです、当時は。
それでも、それからシステムエンジニアとして12年の間がむしゃらに働いてきました。3年経った頃には、自分の一生の仕事だと信じていたのです。
結婚しても妊娠しても、ずっとフリーランスSEとして仕事を続けていたのですが、2人目の子育て中にあのリーマンショックが起りました。
大手メーカー向けのシステム設計を得意分野にしていたので、リーマンショックで大打撃を受けてしまったのです。子供の保育園が見つかったら、また仕事を再開するつもりだったのですが、仕事がすべて消えて無くなってしまいました。
フリーランスで受注できる仕事が全く見つからないので、妊娠中に働いていた派遣会社で仕事を探したり、再就職活動をしましたが、面接で断られてばかり。
「残業できないSEは必要ない」
「納品時に長期出張できないなら未熟な新入社員の方がマシ」
「祖父母が近所に住んでいない母親は採用しない」
「子供のインフルエンザ時の連続欠勤を防ぐ方法を持っていないのは問題」
これは、全部、面接の時に言われた言葉です…。もちろん、もっと優しくオブラートに包んだ表現でしたが。
核家族で親ヘルプも使えない自分が、何ひとつ持っていない孤独な人間なんだと、かなり落ち込みました。
数ヶ月仕事を探し続けましたが、条件の合うところが1件しか見つかりませんでした。
やっと見つかったその1件だったのに、保育園を先に確保していなかったことが敗因で、契約まで進めることができなかったのです。数日の時間差で、保育園に入園が決まった時は半泣きしたい気持ちでいっぱいだったな…
せっかく順番待ちしていた保育園に入園できる小さなチャンスを逃したくなくて、無職なのに保育園への入園が先に決まってしまいました。「就職活動中」の母親に残されたタイムリミットはあまりにも短いのです。
毎日、面接の予定をスケジュールに入れてましたが、面接で最終的に聞かれるのは同じことばかり。
履歴書にも、「しばらくは子育てをなるべく優先したいと考えています」と書いていたのですが、「いざという時は祖父母にお願いできると思っていたんですけどね〜」なんて、言われる始末。
祖父母の子育て介入を当てにしてる日本企業のマネージメント能力ってとってもお粗末だと思います…この先の人手不足を乗り越えられなくて、バッタバッタ倒産する企業増えるんじゃないかと。
どうしても保育園のタイムリミットまでに勤務先が見つかりそうになかったので、職業訓練校へ通うことにしました。保育園は働く親だけでなく、職業訓練校や大学など学ぶ母親も利用できる制度だから。
職業訓練校で出会って瞬く間に恋に落ちてしまったのが、「簿記」だったのです。「プログラミング」の次に見つけた私の好きなことでした。
プログラミングと簿記が大好きな理由
プログラミングの仕事ができなくて落ち込んでいましたが、簿記に出会えたことで、新しい可能性が見えてくるような気がしました。
プログラミングと簿記は、職業だと全くジャンルが異なっています。なのにどうしてこんなにもこの2つに惹かれるのかをぼんやりと考え続けてみたんですよね。
ある時ふと、プログラミングも簿記も世界共通の言語であり、ミニマルな仕組みであることに気がついたんです。
この時、自分が昔からミニマルなことが大好きだったんだと、改めて実感しました。根っからのミニマリストなんでしょうね、きっと。
「プログラミング」と「簿記」と好きなことが2つになってしまっているので、どちらも中途半端になってしまっていますが、どちらも手放したくないので、このままパートとフリーランスの2足のわらじで突き進んでいくつもりです。
そして、近いうちに自分にしか作れないミニマルな家計簿アプリだったり、会計システムサービスを作り上げたいなという希望を持っています。そのためには、まだまだ学ぶべきことがたくさんあるんですけどね。
簿記にのめり込んだおかけで、2ヶ月間の職業訓練校の間に簿記2級に合格できて、その後も全経上級や建築業経理士1級とトントン拍子に簿記系資格に合格することができました。でも、最高峰の簿記1級には合格できず…
しばらく簿記の勉強から遠ざかってしまっていましたが、9月から8年振りに簿記1級に再挑戦するつもりでいます。一度は諦めてしまったけれど、どうしても合格が欲しいことに気が付いたから。
好きを仕事にするための1万時間の法則とは
自分の好きな事にどれだけ集中できるかが、仕事を続けていくための秘訣だと感じています。どんな分野の仕事であっても、その仕事にかけた時間や努力は裏切らないから。
生まれ持ってのセンスとか関係なく、純粋に正しく費やした時間がその仕事へのスキルに直結していくことを確信しているんです。
40年以上もふらふらと生きてきて、いろんなアルバイトも経験しましたし、血迷って様々な分野の勉強もしてきました。どんな分野であっても、ある程度の時間を掛ければ、何とか仕事に結びつけることができることも経験済みだったりします。
マルコム・グラッドウェルも著書「天才! 成功する人々の法則」の中で、1万時間の法則についてこのように述べています。
「1万時間のよく考えられた鍛錬を重ねれば、どんな分野でもプロになれる」と。
1万時間は、1日9時間だと約3年で到達します。就職してから3年前後で、自分の関わっている仕事の全体像を把握できるようになり、臨機応変に職場で幅広い仕事をこなせるようになりませんでしたか?
自分の好きなことに集中するためには嫌いなこともリストアップしておこう
好きな事のプロフェッショナルのスタートラインに立つためには、1万時間という塊の時間が必要です。子育てや家事に忙しい主婦は、細切れのスキマ時間の積み重ねで1万時間を確保することが成功への近道になるはずです。
1万時間を捻出するためには、無駄なことに多くの時間を費やしているヒマなんてないんです!嫌いなことリストややらないことリストを作って、選択と集中を心掛けていきたいですよね。
好きを仕事にしたかったら、1日でも早く「好き」の本質を見つけましょう。
そして、好きなことをたっぷり1万時間学びましょう。
その時には、きっと好きを仕事にすることができているはずです。
私もまだまだですが、一緒にがんばっていきましょうね!