ファイナンシャルプランナーの私が○○Payを使わない理由
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消費者庁が発表しているルールに沿って記事を作成していますが、問題のある表現を見つけた際にはご連絡ください。
副業でファイナンシャルプランナーとしてライターや講師もしているきむおばです。
Paypay・LINE Pay・ 7Pay・FamiPay…と、なんちゃらPayが後からどんどん出てきてキャンペーン合戦がすごいですね。
キャッシュバックやポイント還元とかおにぎり無料とか、会員数獲得のためにお得な餌をバラまいていますが、私は一切○○Payを利用していません。
その理由は、ちょっとした利益より管理コストの方がはるかに掛かってしまうから。
目次(読みたいところへジャンプ!)
理由その1:○○Payのセキュリティに不安しかない
スタートしたばかりの7Payのセキュリティの低さがやばいですよね。
主婦でも、こんなのザルだってわかるわ。
https://www.sankei.com/economy/news/190704/ecn1907040007-n1.html
これ…これな…どうやって仕様決まったん?
https://t.co/5HXiMaFBHE— むぎ@社内SE (@MUGI1208) 2019年7月4日
https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1812/17/news090.html
PayPay不正利用の時も、最初の仕様が「PayPayアプリでは、セキュリティコードの入力を何度も間違えてもロックはかからない。」という犯罪者の格好の餌食になるお粗末なものでしたね。
こんな穴だらけの支払いサービスを利用するなんて、目先の数万円の利益より維持コストの方がよっぽど掛かるんじゃないでしょうか。
便利に使うためには、銀行口座とクレジットカードなどのセンシティブな情報と連携しなきゃいけないわけです。
いやいやいやいや、こんなお粗末な仕様のシステムに、恐ろしくて個人情報を渡せません。
理由その2:補償されたとしても精神的時間的負担が大きい
私は過去に、アマゾンギフト券10万円分を盗まれた実体験があります。
よくニュースで報道されていたギフト券詐欺に引っかかったわけではありません。
購入したアマゾンギフト券を登録したら、すでに他のアカウントに盗難されていたのです。
ギフト券コードが何者かに盗まれたわけなんですが、どう考えても盗めるのは内部の人間しか考えられない状況でした。
物を盗まれた場合の保険には加入しているのですが、金券はありとあらゆる補償の対象外で、解決に3か月もの長い期間が掛かったのです。
- アマゾンではギフトカード盗難の補償は一切なし
- クレジットカード会社は金券はチャージバックの対象外
- 消費生活センターも金券は先方の規約に従うべきとの回答
- 警察へ被害届を出しても大企業は動かすのが大変との回答
- ECネットワークへ相談しても警察や弁護士へ相談との回答
10万円分の被害を取り返そうと、警察にはすぐに被害届を出しましたが、「外資系大手企業のアマゾンは、個別の事件での対応を一切行っていない」との回答でした。
多くの被害者が出ないと動かないみたいです。警察にも被害者本人にも、情報を公開してもらえませんでした。
消費者庁、国民消費生活センター、ECネットワークへ相談しましたが、納得のいく回答は全くいただけません。
支払に使用したクレジットカード会社へチャージバック(詐欺や不正被害の場合に取引を消去してくれること)のお願いをしましたが、金券の購入は対象外だそうです(最後の望みだったのですが…)
結局、この問題を解決するためには、やり手の弁護士の方のお力を借りるしか方法がありませんでした。
それで、やっとアマゾンがちゃんと動き、ちゃんと調査をしてくれて、返金されるまで3か月も掛ったのです。はっきりいって、被害者の意地です。10万円より時間もお金もかかってるから(´;ω;`)
お金に関するトラブルに巻き込まれたこの3か月間、本当に辛かったのです。
アマゾンギフト券を盗まれた経験、財布を盗難された実体験をもっているからこそ、盗難被害者になることをいつも意識して生活をしています。
お金の窓口を増やすという事は、管理する負担が増えるということ。
○○Payを使って手に入る目先のちょっとした利益より、精神的・時間的コストの方が上回ると判断したので、使っていないのです。
理由その3:ミニマリストとしては汎用的ではない支払方法は選ばない
銀行口座もクレジットカードも最小限にしているミニマリスト主婦としては、どこでも使える汎用的な支払い手段でない○○Payを使う理由が見つかりません。
キャッシュレスな支払方法なら、Suicaが最強だと思いません?
お買い物だけじゃなくて、乗り物にも使えるし。
そもそも、日本企業独特の顧客囲い込み方法が好きになれません。
ごちゃごちゃ日本国内の小さなパイを奪い合う覇権争いしているうちに、外資系企業の世界中どこでも利用できる支払方法にサクッと主導権を奪われていくんじゃないかと。
何を選ぶか、何を捨てるかの訓練は生きていく上で必要なもの
流行ってるから、みんなが使ってるから、お得だからとすぐに飛びつくことが正しいとは考えていません。
次々と生まれてくるサービスの中から、何を選び、何を選ばないのかといった自分の軸を持っていることが求められます。
孔子も「四十にして惑わず」って言ってるじゃないですか。
子曰く、
吾れ十有五にして学に志ざす
三十にして立つ
四十にして惑わず
五十にして天命を知る
六十にして耳従う
七十にして心の欲する所に従って、矩を踰えず
人生における取捨選択するスキルは、ぼんやり生きていたら身につきません。
誰かのものさしではない、自分自身の人生を生きられるよう、日頃から深く考えて行動していきたいものです。(それでも、間違ったことを繰り返してしまうけれど。)