通信教育は本当に安いの?中学受験予定の小学3年生の授業料比較

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家計の負担を考えて、塾ではなく通信教育を選ぶご家庭も多いかと思います。

ただ、通信教育と塾を併用してみたところ、塾の方が授業料が高くならないケースがありました。小学3年生からの中学受験対策を費用の面から比較してみました。

目次(読みたいところへジャンプ!)

    本当に中学受験塾は高いの?授業料比較

    下は、メジャーな通信教育と中学受験塾を一覧表にしたものです。

    進研ゼミが圧倒的に価格が安いのですが、小3まで応用コースから発展コースを受講してみた経験から言うと、進研ゼミ「小学講座」での問題では、難関中学や中高一貫校には対応できていないと感じています。参考のために一覧表に組み込みましたが、本気で中学受験を考えるならこれだけでは不足だと考えます。

      科目 通塾日数 授業料
    進研ゼミ小学講座 算・国・理・社・英   4, 490円(月払いの場合)
    Z会通信教育 算・国・理・社   15,840円(月払いの場合)
    臨海セミナー 算・国 週2日 8,000円
    日能研 算・国 週2日 10,450円
    四谷大塚 算・国 週2日 18,500円
    早稲田アカデミー 算・国・理・社 週2日 23,000円
    SAPIX 算・国 週1日 24,200円

    表を見ていただくとわかるように、中学受験を検討中の小学3年生の場合、塾の費用はそれほど高額ではありません。

    授業料がお手頃価格な臨海セミナーや日能研なら、Z会の通信教育の月謝よりも安く通塾できるのです。

    通信教育だけで大丈夫な子も存在する

    もちろん、通信教育だけでも難関名門中学に合格できる子はいます。
    「Z会だけで御三家に合格しちゃった」という話をまれに耳にすることもありました。(心の底からうらやましい)

    子どもを2人しか育てた経験のない母としての感覚なのですが、しばらく接していると「この子は公立中から公立トップ高校に進学する王道コースで行けそう」とか「この子は私立中学に進んだ方がゆったり大きく伸びそうだな」とか、なんとなく感じるようになったんです。サッカーチームに参加していたり、毎年たくさんの子供達をキャンプに連れていったりしているからかもしれません。

    そもそも、通信教育や自主学習だけで難関中学に入っちゃうような子の親は、ストイックかつ知的レベルが高い方が多いように感じることも。普段の生活から子どもへ溢れるほどの知識のシャワーを与えられる親なら、そもそも小学校低学年の早期から塾に通わせる必要はないのでしょう。自然に家庭で学んでいく子もいるわけです。

    残念ながら、微妙だった父と母の子に生まれてしまったわが子には、日々の親子の雑談で提供されるレベルが低いこと、低いこと(笑。夫の話すのはゲームの話がメインだし、私が話すのは株とか割引とか職業的にお金に偏った話だし…夫婦そろって小学生の理科・社会ですら怪しいレベルなのですから。

    塾の最大のメリットとは

    小学生まで育ててくると、親なら子供のタイプがよく見えてきます。子どもの特性・体力・性格・環境から総合的かつ客観的に見て、わが子にはもっと近道ルートを提供してあげないと中学受験のスタートラインにも立てないだろうと判断しました。同時に、内申点重視の高校受験には向いていないだろうと。

    我が家の教育方針としては、「詰め込み教育はしない」という方向性です。日能研や四谷大塚系の塾では、小学校3年生までは、知識を詰め込むような教育をされませんでした。とことん、知的好奇心を膨らませて、頭を柔らかくしてくれるような授業を提供してくれたのです。

    もし、中学受験に必要な知識を小学校低学年から詰め込むような学習スタイルを選んでいたとしたら、うちの子は中学受験を無事に終えられなかったと感じています。小学6年生になって、難問だらけの過去問をひたすら解かなくてはいけない受験期を乗り越えられたのは、塾で培われた柔軟な発想力、そして、解いたことがないような問題だったとしても最後まで諦めない心です。

    塾に通うことで得られる最大のメリットは、今日その時点で、その子に適した問題やさらなる知識を専門家である講師が惜しみなく与えてくれる点だと感じています。

    実際に向き会うからこそ感じ取ってもらえる、授業を受ける様子や問題を解いたスピードといった様々な情報は、通信教育だけではなかなか伝えることができません。文章化や言語化しなくても講師との細かなコミュニケーションが取れる環境は、中学受験の近道だと思います。

    小学校低学年のうちは、授業内容がとても柔軟になっていました。教え込んだり詰め込んだりすることは一切ありません。

    子どもの知的好奇心を最大限に広げてくれるので、小学校低学年から早期に塾に通わせる効果は大きいと実感しました。授業料もお試し価格のような低めに設定されているので、コストパフォーマンスがよいのは、低学年での受講だと思っています。

    通信教育より塾が安くなる仕組み「特待生制度」

    調べてみると、選ぶ塾によっては、通信教育と月謝の差があまりないことがわかりました。そして、さらに中学受験を専門とする塾には特待生制度が用意されているところがほとんど。

    特待生制度とは、有名私立や難関国公立中高一貫校への合格実績を残してくれる見込みのある子は、授業料が最大で全額免除になる制度です。塾によって、「A特待」や「スカラシップ制度」など名称や基準が異なります。

    特待生の基準を明確にしている塾もありますが、多くは全国統一小学生テストでの偏差値や全国規模の入塾テストの結果で、特待生のお声が掛かることになります。

    入塾テストは無料で受験ができるので、塾へ通うかどうか決めかねている方でも受験してみてはいかがでしょうか。子どもの実力を無料で知ることのできる機会ですし、もしも好成績を出せたら特待認定してもらえるかもしれません。

    特待認定も、学年が上がるにつれてシビアになっていきます。お得に塾に通うチャンスを獲得しやすいのも小学2~4年生まででしょう。

    特待を獲得できれば、授業料なし(※)で通うことができるので、通信教育より低いコストに逆転する可能性だってあります。

    ※塾が用意している特待生制度の多くは、授業料を最大で全額免除してくれるものです。塾には、教材費・施設費・模試代・季節講習料が別にかかることもあるため、完全に無料にはならない点をご注意ください。

    結局は子どものタイプの見極めが必要

    通信教育が向いているのか、どの塾が向いているのかを探してあげられるのは親だけです。Z会へ資料請求をすると、お試し教材も一緒に送られてきますし、各塾では無料体験期間が用意されています。

    うちの子は、SAPIX以外は体験済だったりします。数か月間は通える範囲の塾の無料体験をハシゴして、無料で学べてました(笑。受験塾激戦区に住んでいるメリットかもしれません。

    >>>Z会小学生向けコース。学年別「おためし教材」さしあげます!

    何が得なのかは、子どもと相性の良い勉強方法を見つけられた時にわかるのかもしれませんね。我が家もまだ試行錯誤の途中です。

    2020年中学受験を終えた後の追記

    2020年に中学受験を無事に終えました。
    最後まで同じ塾に通い続け、私立中高一貫校と公立中高一貫校を受験し、なんとか志望校に合格することができました。

    第一志望が国公立中高一貫校だったため、授業料は地元の中学へ進学した場合と同じで無料ですし、高校も公立高校と同じ学費になります。
    高校受験する必要が無くなったので、中学の間は塾に通う必要がなさそうです。

    上の子が地元の公立中から公立高校へ進学しましたが、受験のためにかかった塾代のトータルは200万円ぐらい。

    一方、中学受験のためにかかった塾代の合計額も、200万円ほど。
    あくまでも一例でしかありませんが、我が家の場合は、中学受験と高校受験どちらも掛かった費用が200万円程度で同じという結果となりました。

    通常トータルで300万円ぐらいかかると言われている中学受験の塾代を200万円に抑えられたのは、特待制度を何度も獲得してくれた子ども本人の努力が大きいですが、志望校を早くに決めて必要最低限のコース選択をしたことも大きいです。中学受験のために発生した費用については、別記事でさらに詳しく書いていきたいと思います。

    「中学受験のための塾費用が高額」という経済的な理由だけで、中学受験を諦めようとしている方の少しでも参考になると幸いです。

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