併願校を選んだ理由と中学受験スケジュール

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2020年度中学受験体験談を忘れないうちにまとめています。
この記事では、併願校選びで親が迷ってしまったことや、受験スケジュールで悩んだ点などについてお話ししていきます。

目次(読みたいところへジャンプ!)

    志望校が公立中高一貫校だけならどう受験するのが正解なのか迷う

    前回の記事で、中学受験を決めた親子それぞれの理由について書きました。

    我が家の中学受験は、子どもが通いたいと強く思える公立中高一貫校に出会えたことが大きな理由でした。

    中学受験では、公立中高一貫校は適性検査型の入試が多く、4科目入試が中心の私立中学校と勉強の両立がかなりハードになってしまう傾向にあります。

    私立最難関校をターゲットにして、中高一貫校対策を土日の特別講座でまかなうコースがベストな方法だと塾の先生からは何度もアドバイスされたのです。過去の実績から見ても、私立難関校対策クラスに在籍していた子の方が公立中高一貫校対策クラスの子よりも合格率が高いからと。

    ただ、そのコース選択では、週6日塾通いで土日は朝から夜まで塾になってしまうのです。体も小さく体力もあまりないうちの子が、そこまで詰め込んだ受験勉強で入試まで持つのか自信を持てなかったのです。あとは、我が家の家計も大きな負担に耐えきれるのか…毎月9万円弱は掛かってしまう計算でした。

    そのため、小6に進級するタイミングで、思い切って公立中高一貫校コースへ切り替えました。もちろん、半年以上かけて、子どもとコース変更については深く話し合いを重ねた上で。

    「御三家を受験する気も通う気もない」という受験生本人の意思がはっきりと確認できたので、コース変更でゆるやかに公立中高一貫校の合格を目指す通塾へ変えました。

    小6になる直前に、親子で相談して決めた受験方針の大枠はこの2点です。

    • 第一志望は公立中高一貫校に
    • 併願校は中堅校から選択する
    • 併願の私立受験対策は過去問と先生からのプリントで対策する

    公立中高一貫校コースに変更したことで、通塾は週4日まで減り、スイミングを平行して続けることもできました。週テストで組み分けされていた小5の方がよっぽどハードだったという結果に。

    通塾時間が減ってしまった分、併願校には中堅校から学校を選ぶことにしたのです。さすがに、私立難関校に合格できる通塾スケジュールとカリキュラムではなかったため。小5までに2週勉強してるとはいえ、ストイックに勉強時間を確保するようなタイプでもないですし。

    併願校選びにも時間がかかる

    第1志望の公立中高一貫校の倍率は、少子化の影響や倍率が高すぎる公立一貫校回避、東京都の高校無償化といった複合的な理由で、年々受験倍率は減少傾向にあります。それでも、6倍〜7倍というかなり狭き門であるため、万が一の時に子どもがこの学校でよかったと思える併願校選びも重要になってきます。

    公立中高一貫校対策コースのクラスメイトには、公立中高一貫校1校だけ受験をし、ダメなら地元の公立中学へ進学するという割り切り型も結構な割合で存在していました。

    子どもの意見を聞いてみたら「ダメなら私立中学校に進学して高校受験をしない方がいい」と言うのです。でも、2番目に行きたい学校は選べないと。「どっちでもいいや。でも4番目の学校なら地元中学でもいいかも」なんて言う始末。

    色々と回ってきた私立中学のうち、どの学校を選ぶべきか決断するために、結局、1校につき2〜3回も受験日までに足を運んだことになります(親の私はさらに+1~2回多く訪問しています)。

    最終的に併願校選びには、6年の12月まで迷い続けました。

    第1志望合格を重視した受験スケジュール

    「とにかく第一志望の中学に行きたい、第2志望と第3志望はどっちでも構わない」という子どもの気持ちゆえ、受験スケジュールを決めるにあたって、心掛けたポイントは3つ。

    • 本命2/3までに受験疲れをさせないこと
    • 1日目で必ず合格を1つ確保できるようにすること
    • 1月受験はしない(埼玉・千葉受験はしない)

    体力に不安要素を持つ子どもゆえ、とにかく疲れさせない、無理させない受験スケジュールにしました。

    2/12/22/3
    午前2科目4科目適性検査
    午後算数選抜

    2/3の大本命に備えて体力温存するため、2/1の受験は2科目が選べる学校は2科目受験にし、午後試験は算数1科目入試を選びました。

    とにかく初日に合格を1つでも多く獲得して子供に自信をつけてもらいたかったので、午前校・午後校ともに持ち偏差値より低めで、過去問との相性もよい学校にしました。それに何より、本人希望の「家から近い」を第一条件にしたのです。

    そのため、初日で2つ合格することができ、自信と安心を持って、2/3の本命校に望むことができました。受験科目と移動時間が少ないと体力と気力も温存できていました。

    唯一、親として後悔しているのは、2/2受験校は、欠席してもよかった受験だったかもしれないと感じています。「初日に合格した学校と2/2受験校のどちらでも行きたい気持ちは同じぐらい」と何度も聞かされてましたから。2/1に合格していたので、2/2のモチベーションはあまり高くもなかったように思います。

    我が家の中学受験スケジュールは、こんな感じで緩やかなものでした。
    世間一般的なガチ受験とは大きく異なっているかもしれませんが、こんな方法もあるのだと、これからの受験生の小さなヒントになると嬉しいです。

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