中学受験後、中高一貫校に進学して地元中との違いに驚いたこと

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うちの子達は、地元中へ進学してから高校受験という高校受験コースと、中高一貫校へ進学という中学受験コースの2種類を自ら選び、進んでいます。

早いもので、進学してから1年が終わりに近づいています。
実際に公立中高一貫校へ進学して発見した地元中学との違いなどをまとめてみたいと思います。

目次(読みたいところへジャンプ!)

    公立中高一貫校へ進学して気づいたこと(メリット/デメリット)

    1. 帰りが遅め
    2. 部活動は週3日
    3. 副教材代が高い
    4. 追試の点数の高さに驚く
    5. 模試の校内平均点が高い
    6. 塾へ通う生徒は少数
    7. 生徒の自主性を重んじた宿題の出し方
    8. ロッカーが大きい
    9. 三者面談の内容が濃い
    10. 保護者の意識が高い
    11. 修学旅行が2回
    12. 海外研修代の貯金が必要
    13. いじめの危険性を全く感じない
    14. 校則がゆるい
    15. 教師の決断力、リーダシップに惚れそう

    とある公立中高一貫校へ通っているのですが、学校説明会で耳にしていたけれど、実際に体験すると公立中学との様々な違いがありました。

    他の私立中学や公立中高一貫校とは、学校の教育方針の違いによって大きく異なる点があるはずです。理念が違うことが中高一貫校の魅力ですから。あくまでも、一例としてお楽しみくださいませ。

    帰りが遅め

    部活動のない日だったとしても、帰宅時間は遅めです。

    1日の授業時間、年間の学習時間が地元中よりも、たっぷりと確保されていることを改めて感じます。例えば、学校教育法施行規則第73条で定められている国・数の必要時間数は中学3年間で各385時間ですが、500時間以上と大幅に確保されています。

    学期前後や定期テスト後の早帰り期間も少なく、午前授業だけで帰宅することがほとんどありませんでした。長期休暇後も即みっちりと授業がある感じです。

    そのため、学校は楽しく通っているけれど、授業時間の多さと内容の濃さでお疲れ気味です。登校し始めた頃は、帰宅後に昼寝(夕方寝?)が日課になってました。

    部活動は週3日

    上の子が通っていた地元中学は、陸上部や吹奏楽部ほか全国レベルで活躍していたので、部活動がかなりハードでした。中学の思い出イコール、ほぼ部活。

    ところが、下の子が進学した中高一貫校では、部活動は週3回までという制限があるんです。部活も大事だけど、勉強時間の確保も大事というスタンスを感じます。

    あと、やはり、中高一貫校はマニアックな部活動や同好会がたくさんあるので、コアな趣味を持っている子ほど進学すると仲間を見つけられて楽しいはず。

    副教材代が高い

    中学は義務教育期間のため、公立中高一貫校の教科書代も無料です。

    教科書代がかからないのは家計的に助かるのですが、副教材の多さにまず驚きました。教科書より多いんじゃないかと。集金と引取の日はキャリーバッグを持っていかないと重くて持ち帰れません。

    そのため、副教材代は地元中学に進学した上の子の倍以上の金額でした。よりよい学習をするための必需品なので、不満など皆無ですけどね。たとえ、公立中高一貫校だったとしても、それなりにお金がかかっていく覚悟が必要だと思ったのです。

    追試の点数の高さに驚く

    中1の期末テストから、追試があったんですよ。びっくり。
    そして、その追試対象の最低ラインの点数が69点とかなの。点数の高さにもビックリ!

    いやー、気を抜けないですね。

    模試の校内平均点が高い

    模試の結果を持って帰ってくるのですが、校内平均点が全国平均点よりも、かなり高いのです。

    子に聞いたところ、「友達は、ほぼ満点取れてた」と。すごいな。入学前から圧倒的な勉強量の差があるからですよね。

    のんびりタイプの我が子が、優秀なクラスメイト達に少しでも近づいていけるよう頑張れるのか温かく見守っていきたいと思います。

    塾へ通う生徒は少数

    三者面談で担任の先生にも質問してみましたが、「中学から塾や予備校に通っている生徒はいない」という回答でした。

    「提出物も多いので、通塾する時間的余裕も無いはずです」と言われました。

    親としては塾代が節約できるから、家計的に大助かり。
    この先、どのような結果になるか未知ですが、もしも国公立大進学となったら中学受験する方がコスパが高いという計算になる可能性もあります(結果は5年後)。

    生徒の自主性を重んじた宿題の出し方

    各教科の宿題や提出物の提出期間スケジュールが長期なんです。「期末テストまでに286ページまで解いて提出」という感じ。まとめ過ぎ、ボリューム多過ぎ。

    小学生の頃から、『宿題を出さない』『忘れ物が多い』典型的男児なので、悩ましい。中学生のうちからスケジュール管理が必要になり、スケジュール帳+Googleカレンダー→アレクサリマインドで乗り切れるかなぁ。親子で試行錯誤中です。

    ロッカーが大きい

    三者面談の時に息子から自分のロッカーを見せてもらいました。すごく大きくて大容量。

    だからね、ルーズな我が子のロッカーの中がカオスになってましたわ。恐っ。臭くはなかったから安心したけど。

    三者面談の内容が濃い

    三者面談で教えてもらえる我が子やクラスメイトの様子が、本当にきめ細やかで先生方がよく生徒を観察していることを感じます。

    各生徒の性格や得意/不得意分野、興味を持っていることなど総合的な視野で、子のためになることを一緒に考えてくれる頼もしい存在です。

    実は、上の子が地元中へ進学後、中1担任が大ハズレでとんでもないトラブルに巻き込まれました。とにかく、クラスで問題が発生した時の対応が後手後手で火に油を注ぐ悪手で最悪だったんです。最終的には、暴力沙汰で飛ばされたほどの教師(そんな人でも教員クビにならないんですよね、怖いわ)。

    そんな大ハズレな担任との三者面談での内容を比較すると、濃度がまるで違います。振り返ると、何にも把握できていない担任と面談しても無意味な時間でしかなかったと思いますわ。

    保護者の意識が高い

    入学者説明会ほか保護者向けの説明会に参加した時から、他の方々の意識の高さ、考えの深さに驚いてばかりです。PTA役員は、立候補で一瞬で決まりました。

    要注意なのは、質疑応答時間が長めに確保されていても延長すること多し。みなさん疑問点を徹底的に解消してきます。「そんな着眼点もあるのか!」と教わることばかり。

    修学旅行が2回

    高校受験がないからなのか、修学旅行(研修旅行という名目ですが)が、中2と中3の2回あります。中1のスタートから旅行や合宿が複数用意されていました(コロナで延期となったり実施できなかったものもあり、子ども達には厳しい状況なのですが)。

    研修旅行の目的が観光だけではなく、中1から続く探究テーマも用意されているため、ただのレジャーではない広いフィールドでの学習体験の機会と感じられるのです。

    海外研修代の貯金が必要

    高校生になると修学旅行(名目は研修旅行となっていますが)先が、海外になります。修学旅行の代金はその時期が近づいたら積立を利用することになりそうです(一括で払えないから)。

    ただ、さらに希望者が参加できる海外研修プログラムも豊富に用意されているんですよ。研究目的別に世界各地へ学びにいける絶好の機会。「参加したい」と望んだ時に送り出してあげられるよう、働いてしっかりお金を貯めておかないと。

    いじめの危険性を全く感じない

    先生方が温かく目をかけてくれていることもあるので安心感があります。その上、生徒の様子をみても、広い視野を持ったメンタルの安定した子ばかりなので、いじめなんて発生する空気感がゼロなのを感じます。

    これから思春期を迎えて厨二病どっぷりになるかもしれないけれど、それさえもみんなで楽しんで研究対象にしちゃいそう。

    校則がゆるい

    校則がほとんどないのですが、派手な格好をする生徒も見当たりません。外見を気にするよりコンテンツ重視という印象を受けます。

    教師の決断力、リーダシップに惚れそう

    コロナ禍中でも、先生方の行動力と決断力に本当に助けられています。教師が、きちんとリスクの説明をしてくれて責任を持つ覚悟があるからこそ、こんな状況にもかかわらず、十分な学びと体験を受けられる環境に感謝しかありません。この学校を選んでよかった。

    中学受験を経験して思うこと

    学校も、先生方も、生徒の子ども達も、心から信頼できる人々に囲まれる素晴らしい場所に恵まれました。学習内容や設備のよさもあるけれど、なによりも『人』だなと感じます。

    「中学受験を経験してよかった」と思ってますよ。挑戦しなければ絶対に手に入らなかった場所だから。

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