AO入試/推薦入試なら受験費用50万以上の節約効果が
このブログではアフィリエイト・アドセンス広告を利用しています
当ブログでは、アドセンス・アフィリエイト広告を掲載しています。
消費者庁が発表しているルールに沿って記事を作成していますが、問題のある表現を見つけた際にはご連絡ください。
12月も半ばを過ぎたので、大学受験生を抱える親として必要なお金の計算を細かくしてみたのです。
その結果、驚愕の事実を突きつけられました。
受験料とかもろもろで受験費用に60万円もの予算が必要だったーーーーーーーー。
推薦入試が利用できていたら、あれもこれも節約できるんだなぁという半分以上グチ、ちょこっとお役立ちになるかもというお話。
目次(読みたいところへジャンプ!)
大学は推薦入試とAO入試枠を増加傾向
学生を早期に確保しておきたい大学は、推薦入試やAO入試の募集枠を年々増やしています。
一昔前まで推薦入試の存在しなかった東大ですら、推薦入試枠が用意されています。すっかり、大学入試の方法の1つの定番になりました。
推薦入試やAO入試には、メリットがたくさんあります。その中でも、お金と時間を大幅に節約できるのが魅力。
AO入試と呼ばれていた総合型選抜入試なら、9月から受験開始している大学すらあります。一般的に生徒確保に苦戦している大学の学部学科ほど、試験日が早くて選抜方式が緩くなる傾向を感じます。試験が1科目だけだったり、面接と小論文だけだったり。「早くウチに決めてくれたら楽だよ〜」という誘惑ですよね。
ちなみに、私自身、ウン10年前にそんな誘惑にフラッと負け、指定校推薦で楽に合格を選んだ1人です…経済的には親孝行だったのでしょうか。進路指導の先生には「一般受験しろ!もっと上を狙えるのに。」と言われましたけど。あの頃、何にも考えてなかったアホな子だったので。
推薦型入試/一般入試の種類と費用
受験方式 | 合格発表 | 受験費用(※1) |
---|---|---|
AO入試(総合型選抜) | 9月〜 | 32,050円 |
学校推薦型選抜(指定校制) | 11月末〜12月上旬 | 32,050円 |
学校推薦型選抜 | 11月末〜12月上旬 | 32,050円 |
自己推薦型選抜 | 11月末〜12月上旬 | 32,050円 |
一般入試 | 2月中旬〜 | 608,130円(※2) |
あくまでも一例になりますが、上の表はわが子が受験を検討した大学が用意していた受験方法、スケジュール、費用を表にまとめてみたものです。
推薦入試を利用すれば、1校の受験料3万円だけで受験費用は済みます。ところが一般入試の場合には、複数大学と学科の受験料が必要ですし、滑り止め校の入学金も用意しなくちゃいけません(滑り止めにされる大学って入学手続き締切日を本命校の合格日の前にしてるのほんとやめてほしい)。
※1:Web出願時にクレジットカード決済を選択した場合の手数料、調査書等の郵送代(速達簡易書留)を含む
※2:3大学を共通テスト利用+一般併用で複数学科受験する場合の受験料(カード決済手数料、速達簡易書留代含む)、滑り止め大学の入学金300,000円を合計した額
お金の問題となると、推薦入試と一般入試にはかなりの差が出てきます。
共通テスト利用方式+一般方式の併用を利用するなら、1学科につき受験料が4万円ずつ。複数の学科を併願したいから、1大学につき受験料だけで17万円〜5万円(第1志望大学ほど複数の学科受験するため受験料は高額に)。
我が家のシミュレーション結果によると、推薦入試と一般入試の受験費用の差額は576,080円でした。大きい・・・
もし、全国の大学を横断して受験する、宿泊して遠方の大学を受験するなら、交通費と宿泊代でさらに数十万の予算が必要に。大学受験って、本当にお金かかります。中学受験の比じゃなかった。
経済的な面だけでなく、自由な時間が生まれるのも推薦入試ならでは。推薦なら秋〜冬には合格発表されるため、運転免許を取得したりアルバイトしたり、資格試験勉強だってできるぐらいの時間的余裕が持てるのは魅力ですよね。
推薦入試組なら予備校代も節約
うちの子の志望校の推薦入試の場合、推薦入試も試験科目もしっかりあり、高倍率で予備校で推薦入試のための対策が必要ではありました。
それでも、推薦入試で合格できた場合には、学科対策・直前講習・冬季講習・1月の昼間講習の追加費用が丸ごと必要なくなったわけで、推薦入試を選択できていたら、この予備校代も用意しなくてよくなるんです。我が家の場合は、この直前期の予備校代が約23万円にもなります。
もし、推薦入試なら、予備校代も含めた経済効果は806,080円という結果になりました。後期の授業料分ぐらい違ってくるなんて。推薦入試を選択する学生が増えているのはお金の問題も大きいのではないでしょうか。
推薦受験ならチャンスが2倍に
第一志望校の志望学科では、AO入試も指定校推薦も存在しないため、学校推薦型選抜を受験したかったのですが、遅刻数で学校推薦をもらえませんでした(大泣)
成績は軽くクリアしていたのに、遅刻数でアウト!
推薦入試も高倍率を戦わなくてはいけないため、一般入試と難易度は変わらなかったり推薦の方がはるかに難しい大学もあったりするわけですが、推薦入試で合格できなくても一般入試で再チャレンジすることも可能です。
もし、希望する大学の学科が推薦入試を利用できるなら、チャンスを2倍にするためにも推薦入試を狙った方がお得なのです。
もし、高校入学時に指定校推薦枠や学校推薦入試が存在していない大学を希望していたとしても、自分が受験する頃にはどうなってるかわからないんですよ!
「どうせ推薦入試ないから一般入試で戦うしかない」と思い込んでいたら、いきなり推薦入試枠が作られて泣いている我が家の二の舞にならないようにしてくださいね。
推薦入試合格を狙うなら高1から
うちの子の場合は、遅刻数が学校長の基準を上回っていたために学校推薦をもらうことができませんでした。
少し納得できないのは、学校推薦の基準が高校によって違うという点です。なん10年も昔の話ですが、私自身は遅刻や早退ばかりしていたのに指定校推薦で合格しているんですよね…
大学側は遅刻数など気にしていないにも関わらず、通っている高校の基準を超えて遅刻や欠席があると、どんなに成績がよくても学校推薦をもらうことができなくなります。
しかも、遅刻や欠席数のカウントは高校1年生からスタートしていました。授業に遅れていなくても、ホームルームに1分遅刻しただけでも遅刻としてカウントされてしまっていたのです。バスに長く乗車しなくてはいけない高校だったため、天気が悪いとバスが大幅遅延で遅刻という悪循環に陥っていました。遅延で遅刻はカウントされてしまうルールだったのです。
我が家のように後悔しないよう、志望大学が決まってない高校1年生から遅刻と欠席日数にはくれぐれもお気をつけください。
そして、指定校推薦と学校長推薦の基準は進学する高校を選ぶ時にも確認しておいた方がいいかもしれませんよ。私は、高校が獲得している指定校推薦の大学の学部学科ばかり気にしてました。甘かったです。
うちの親子は、腹を括って一般入試に向けて全力を尽くしていきますが、これから高校へ進学していく保護者の方の目に触れ、我が家と同じ過ちを侵さないように、願いを込めてこの文章を綴りました。
これから、ますます推薦入試の比重は上がるかもしれません。将来のために、「成績表は全教科4以上、遅刻はしない」よう親子で話し合ってくださいね。