中学受験を考えてなくても模試は受験しておいた方がいい理由

このブログではアフィリエイト・アドセンス広告を利用しています

当ブログでは、アドセンス・アフィリエイト広告を掲載しています。
消費者庁が発表しているルールに沿って記事を作成していますが、問題のある表現を見つけた際にはご連絡ください。

「うちの子は、公立中学から公立高校トップ校に進学しようと考えているから、中学受験は考えていないし、何もしない。」という公立進学校至上主義で中学受験反対派のママ友の主張に疑問を感じている受験経験済の保護者が多いことをご存じでしょうか。

公立トップ校に進学することが目標なら、なおのこと、小学生のうちから模試や全国統一小学生テストを受けておいた方がいいですよ、という話。

目次(読みたいところへジャンプ!)

    中学受験率2割以下の学区で経験してきたマウンティング

    中学受験率の低い地域に住んでいると、同じ小学校に通う同級生ママ達からマウンティングされた経験を持つ受験生の保護者が少なからず存在します。私もそのひとり。

    実際にママ友から井戸端会議中に言われた言葉。
    「中学受験なんて親がむりやり子どもにやらせてる」
    「小学生から塾に通うなんて子どもがかわいそう」
    「御三家以外の中学に進学する意味ないんじゃない?」
    「偏差値60以下の私立中学に行くなんてムダ」
    「うちは公立トップ高校狙いだから通信教育だけで大丈夫」

    こんな発言をしたママさんも、私に投げつけたつもりはないんだと思いますよ、きっと。ただ、その会話の輪の中に中学受験を考えている保護者も存在しているという想像力が欠如しているからこんなことを平気で曰われたのでしょう。

    うちも、本当に中学受験をするかどうかは小学5年まで不確定だったので、仲の良いママ友にも受験する話は一切していませんでした。

    経験者だからこそ知っている公立高校受験の難しさ

    公立中学から公立トップ進学校への合格の難しさを上の子で経験済みだからこそ、この現実を知らなすぎるのに吐き出してくるマウンティングが聞くに耐えないものだったりします。もちろん、反対意見など言いませんし、途中から右から左に聞き流しちゃっていますけど。

    住んでいる都道府県によって、公立進学校の難易度に差はあるかもしれません。我が子の住む地域では、トップ校に合格したかったら、内申点は9科目オール5じゃないと不可能なんじゃないかと思う世界だったのです。定期テストで90点以上獲得しても5を取れないこともあり、努力だけではどうにもならないことも知りました。

    ちょっと毒舌になっちゃいますけど、井戸端会議内で「公立トップ校から国公立大への進学ルート」を目指していると主張する親のうち、「この子ならそんな夢のようなコスパのいい進学コースを突き進めるな」と心の中で思うのは1人か2人です。

    よくいるじゃないですか。小学生にして30代エリートサラリーマンのようなメンタルの子。

    自ら進んで日々自分のスケジュールで勉強を続ていて、所属しているスポーツクラブでもスタメンという文武両道かつストイックな生徒。そんな子なら、内申点はオール5を取れるポテンシャルを備えていますし、本番の試験でも高得点をしっかり獲得できるだけの学習を積み重ねられるんじゃないかと思います。

    公立トップ校とは、民間の給付型奨学金を数多く獲得している伝統校や実績校を指しています。トップ校に進学することは、経済的にもメリットが大きいわけです。

    内申点を上げたいなら中学からでは遅いかも

    主要5科目(数・国・英・理・社)でオール5を取るより何倍も、副教科4科目(体育・音楽・美術・家/技)での内申点5を獲得することの方が難しいです。

    ちょっと想像してみてください。

    この副教科って、本気でプロを目指して乳幼児から積み重ねてきているガチ勢が存在するわけですよ。

    オリンピック目指してベビースイミングから水泳を週6で続けてきた子や、3歳からピアノのレッスンを毎日欠かさない子、物を作ることが大好きで毎日描き続けて週末には美術鑑賞をしている子、プログラミングでゲームを作り込んでる子など。

    内申点で5を勝ち取るには、この副教科ガチ勢を追い越す必要まではありませんが、上位15%前後を目指す必要があるのです。

    >>都内公立中学校第3学年及び義務教育学校第9学年(平成30年12月31日現在)の評定状況の調査結果について

    >>神奈川県全公立中学校の調査書内申評定平均 学校別一覧(高校受験用)

    >>岐阜県の通知表の評定について!

    通知表の評価は、昔の相対評価から絶対評価へ変わりましたが、やはり4や5になるためには、定期テスト+提出物+授業態度のトータルで上位にいなければ難しいのではないかと思われます。(学校間での成績割合格差があることがまた不公平で不透明な部分だったりしますよね。)

    高校受験を目指すなら模試や学力テストで現在の実力を測っておくべき

    一部の生徒しか受験しない中学受験と、多くの生徒が対象となる高校受験では、分母の数も受験の方法も異なっているため、単純に偏差値を比較できません。

    >>中学受験:”偏差値40”の正しい理解を!大学の偏差値とは大きく違う

    >>中学受験と高校受験の違いは?

    さらに、中学受験では、受験する模試によってまた偏差値がずいぶんと異なってくるのです。

    世間一般的によく使われる偏差値は、四谷大塚の80偏差値でしょう。
    偏差値70越えの学校なんて数校しかありませんよね。

    難関校受験を目指す上位層が集中しているサピックスオープンの偏差値は、受験生全体の成績がよいため、さらに高い偏差値が出にくくなります。下の記事は高校受験向けですが、中学受験にも通じる部分もあるので参考になります。

    >>SAPIXの偏差値のひみつ。公開模試と偏差値の上手な活用法

    高校受験だから小学生のうちは何もしないのではなく、四谷大塚主催の全国統一小学生テストなら無料で受けられますし、サピックスオープンや日能研の公開模試を複数回受験してみた方がいいと思います。

    模試は、学力を測る最高の教材です。現在の立ち位置もわかるし、苦手分野も炙り出してくれる便利なツール。

    中学校に入る前から、苦手な部分を克服しておくことは、きっと良い結果に繋がるはずです(小学校の時に図形が苦手な子は中学でもなかなか克服できていなかったりするので)。

    『二月の勝者』は、中学受験生の親だけでなく、高校受験生の親も必見のマンガです。夏からドラマ化の予定ですし、チェックしておきましょう。

    同じカテゴリの関連記事リスト